「ものづくり」への熱い想い―神奈川で学び、技術者として成長、余暇も満喫する日々

パプアニューギニア(ポートモレスビー市)出身
ヌマ・ラホ さん
在留資格:技術・人文知識・国際業務
【プロフィール】
日本工学院専門学校機械設計科を卒業後、2023年12月に榎本機工株式会社へ入社現在は製造部でエンジニアとして、現場での実践経験を積みながら機械設計の基礎を学んでいる。
趣味:カメラと映像制作、バスケットボールやジムでのトレーニング
日本での好きな食べもの:お寿司、レバニラ炒め
-
日本での就労について
日本で働こうと思ったきっかけや、神奈川県を選んだ理由を教えてください。
高校の修学旅行で初めて日本を訪れたとき、和歌山の自然の美しさに強い感銘を受けました。その後、文部科学省の「MEXTプログラム」(国費外国人留学生制度)の奨学金試験に合格し、東京で機械設計を学びました。榎本機工がある神奈川県相模原市は、当時住んでいた場所から近く、東京や横浜へのアクセスも良好で、ものづくりに情熱を注ぐには理想的な環境だと感じました。
-
日本で働く際に重視したことは何ですか?
仕事選びで重視したのは、生活費のバランス、会社との明確なコミュニケーション、そして生活を支える給与。 -
この業界・企業を選んだ理由は何ですか?
榎本機工がある神奈川県相模原市は、当時住んでいた場所から近く、東京や横浜へのアクセスも良好で、ものづくりに情熱を注ぐには理想的な環境だと感じました。
急速な技術進歩がある分野に魅力を感じ、この業界を選びました。
-
日本で働く前に、どんな準備をしましたか?
日本語と機械工学を学び、準備を整えて来日しました。 -
現在の仕事について
現在の仕事内容を具体的に教えてください。
製造部でスクリュープレス機の部品加工や組立、点検作業のサポートを担当しています。現場での実践を通じて、将来の設計業務に必要な知識を身につけています。時には地方への出張でメンテナンス作業をサポートすることもあります。 -
仕事で一番やりがいを感じるのはどんな時ですか?
自分の仕事の成果が形になった瞬間です。特にメンテナンス中に問題を解決できたとき、大きな達成感を感じます。「もっと成長したい」という気持ちが強くなる瞬間です。 -
職場で困ったときに、どのように対応していますか?
言葉の壁に直面することもありますが、同僚や友人に相談し、理解を深めるようにしています。職場は段階的な学びを重視しており、安心して挑戦できる環境に感謝しています。 -
日本での生活と将来の展望
日本での生活で一番驚いたことは何ですか?
公共交通機関の効率の良さ、職場のチームワーク、互いを尊重する文化に感動しました。
-
神奈川県に住んでみて感じた魅力は?
神奈川は自然と都市が調和していて、江の島の海岸は故郷を思い出させてくれます。 -
将来、日本でどのように活躍していきたいですか?
将来的には、現場で培った経験と設計知識を融合させ、より効率的で革新的な機械開発に貢献することを目指しています。
経験豊富な同僚から学び、新しい課題に挑戦しながら専門性を高めていきたいと思います。 -
これから日本で働きたい外国人へのアドバイス
日本で働きたいと考えている方へ、アドバイスをお願いします。
「心を開いて柔軟に物事を受け入れること」「仕事だけでなく生活も積極的に学ぶ姿勢を持つこと」が大切です。日本語は、間違えても話すことが上達の鍵。会話のひとつひとつが学びのチャンスです。
【会社概要】
- 会 社 名
- 榎本機工株式会社
- 所 在 地
- 神奈川県相模原市緑区町屋1-1-5
- 創 業
- 1910年
- 事業内容
- 鍛造用スクリュープレス機の製造・販売を主たる事業とし、サーボモーター駆動スクリュープレスにおいては国内唯一のメーカーとして世界トップクラスの技術力を誇る。
- 従業員数
- 40名
- 外国人社員雇用人数
- インドネシア 6名、パプアニューギニア2名、バングラデシュ1名、インド1名(予定)
- 企業URL
- https://www.enomt.co.jp
2025年12月5日現在


